素顔のままで 

わたしはメガネを作るのに 最後の仕上げで 表面にメッキをするのが通常です。

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メッキなしでは フレームはキズがつき易いし また 錆びてしまう事もあるので 必ずメッキをします。
これは 私だけではなく メガネを作るものにとっては あたりまえのことだと 思っていました。

もちろん 金無垢とか銀無垢のメガネは そのままでメッキをしませんが そんなメガネを作ることはないので 通常のメガネとしての話です。

ところが お問い合わせがあり チタンのそのままの色が良いので そのままで使いたいとのことでした。

たしかにチタンのグレーは素材そのままで 良いと思いますが やはりキズがつき易いなど 使っているとやはり心配なので それはちょっとムリです、とお断りしたのですが自分で表面に ヘアーラインをつけて使いたいとのことで 承知しました。

作る私としては 踏ん切りの悪い気持ちでした。
メッキをせずにそのままの状態で 納品したのですが やはり心配でした。

もし キズがついたり おかしいことがあったら連絡をくださいとの旨を お話しました。 それから数日後 メールをいただきました。
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それによると とても気に入って レンズを入れて それからフレームの表面も サンドペーパーのようなもので ヘアーラインという艶消しの処理をご自分でされたようです。

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  送っていただいた メガネの写真

好きこそ できる技ですね 写真ではとてもうまく処理されていてなるほど チタンの生地の色をうまく取りいれているなあと 感心しました。
メガネでも いつも使うものは 自分の好きな具合にあってほしいもので 人が何と言おうと 自分の身体の一部として出来る個性かなと思います。 作る私は 自分の責任ばかり考えていたのかもしれません。

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使う人の気持ちが入ったメガネは まさに これ一つだけという 存在になるのでしょう。
あらためて もののあり方について 考えさせtられました。

メガネの素材そのもので まさに 素顔のままで 飾りっ気のないものを求める気持ちは 昔流行った ビリージョエルの「素顔のままで」を
思い出します。
スッピンとは 化粧をしない顔だと思いますが 心もまた あるがままの方がいいのかもしれませんね

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