竹のテンプルのメガネ

めったに作ることがない 竹のテンプルのメガネのご依頼がありました。
煤竹(すすたけ)を使ったテンプルで作るメガネです。
そもそも なんでこのような竹を使うようになったのか ? 
親戚の家で 家を改築するので 床の間にあった竹がおもしろい模様だったので 家に持ち帰り これでメガネができないか考え テンプルにしてみようと思い作り始めたのがきっかけです。
そののち 陶芸・茶道 古美術に詳しい Kさんから 池田瓢阿という方が書いた茶杓の作り方という本をいただき 茶杓を作ってみようと思っていました。
  
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そこにたまたま メガネの溶接をしている方が 「近くの古い家を取り壊すんだが 古い竹がいっぱいあるみたいで 辻岡さん少しいらんか?」 と まさに渡りに船で 100年以上古い竹をいただくことになりました。
 
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しかし この煤竹 100年以上たっているせいか曲げようとすると ぽきっ と折れてしまいます。
そこで 水に1週間くらい浸しておいて それから ローソクで炙りながら 曲げていきます。
 
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煤竹でも 肉厚のものがいいみたいです。 曲げた後は 鑿で薄く削いでいき 形を整えていきます。

茶杓をつくるのと よく似た工程ですが こちらはメガネですから エンドミルというドリルで座を掘ったりして テンプルになるように加工していきます。 曲げながらミシミシという音がしないように 緊張しながら曲げていきます。
でも 折れてしまう時があり がっかりします。

煤竹というのは 長い年月が経ったもので いろいろな模様が出ます 。 また竹の節がいろいろな形であります。 今回のご依頼の方は 節の瘤を左テンプルに残してほしいとのことで 失敗のないように 緊張して曲げていきます。 
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          節のところの 瘤を残すのが ミソ です
何とか形になって 本体のフレームに取り付けて 形を整えます。
 
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普通のメガネと違って 耳のところで曲がらないので 頭蓋骨に合ったようにカーブをつけてあります。
かけてみて ちょっと頼りない感じで 掛けることになりますが 仕方ありません。
久しぶりに作った 竹テンプルのメガネ 古い竹が蘇り 新しいメガネとなりました。
ご依頼の方は 仕事で海外にお出かけになるようで いただいたメールに こんなことが書いてありました。
  小生, 月一回 ベトナム出張にてメコン川のほとりで
好きな時代劇小説 を 読むのが楽しくて !

   
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