学生時代の思い出

先日福井県立美術館に行った折 小野忠弘 という人の作品展が開かれていました。

明治35年に青森県生まれで 縁あって 福井に来られ 美術教師として美術活動をされていました。
今回棟方志功の作品展があり 小野氏と 棟方氏 二人とも明治35年ごろに青森に生まれ美術家として活躍されたという共通点で同時開催で行われました。
小野氏は ジャンクアートという作品で 1959年のサンパウロビエンナーレ、ヴェネツァイアビエンナーレで国際的に高い評価を受けられた人でした。

  
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1975年ごろのことですが 私は美術科の学生で当時流行っていた現代美術に憧れて そのような作品を作っていました。 
福井県の県美展という作品展に応募したときのことです。 
審査会が公開されていたので どのような審査がおこなわれているのか私も見に行きました。 
その時の審査委員長が この小野忠弘しでした。

審査がおこなわれている風景が どうも小野氏の独断場で 見ていてどうも納得できないので 小野氏に抗議をしたことがありました そしたら 小野氏が雄弁に私に日本の匠の技について話かけてきました。

 「君は修学院離宮の建て方についてどんだけ知っているか? たとえば釘を使わずあれだけのものを建てることは 素晴らしいことだ」などと 延々と私に話すけれど 当時粋がっていた私には理解できず 腹が立ってきて 帰ってしまったことがありました。

 数年経ってからこの小野氏が国際的に活躍している美術家であると知り 当時私はとんでもない人と口げんかをしたんだなあと 恥ずかしくなってしましました。 今から40年ほど前の話です。

今回小野氏の作品展に行くと 丸メガネをかけた老人になった小野氏のパンフレットがありました。
良い顔をしておられる 丸メガネをかけているのも 何かの縁なのでしょうか? ちょっとうれしくなりました。

   
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