辻岡正美 丸メガネをつくる

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zoom RSS 自然の肌合い

<<   作成日時 : 2017/11/22 22:11   >>

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美術用語でマチエールという言葉があります  本来は材料 素材を表す言葉ですが 作品を観るとき 作品の肌合い 質感を 表すことばとして 使われます
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私は自分のメガネを作るとき 金属の質感と 木の持つ質感のバランス コントラストが おもしろいと思って作っています。 木の質感も 黒檀 紫檀 楢 松  竹 と さまざまで それぞれの質感があり 金属のフレームにマッチしているか考えて 作っているつもりです
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先日作ったローズウッドのテンプルンフレームを見ていると アンティックシルバーの古色に 朽ち果てていくローズウッドのマチエールが 美しいなあと 感心します
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 これは 私が作ったものではなく 素材そのものが持つ 美しさで 人間の手によるものではありません 。 
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人間の手で作りながら そのものの素材の美しさというのは 自然界にはたくさんあります  人間はその美しさを どうやって自分の美意識で切り取るかという手段で自分の作品にするかどうかと思います
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私の住む福井には 陶芸で越前焼という焼き物があります 最近では人工的に釉薬を塗って ガス窯などで焼いて
作品にするのが多いのですが 古来焼き物は 薪を燃やして その熱と灰で焼くものでした。

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特に越前焼では 穴窯といって 山の中で穴を掘ってその中で薪を焚き焼く方法でした。
その窯の中で 木の燃えた灰が融けて釉薬になり 自然釉という人間の技から離れたマチエールを作り出すものです。 

その方法では 仕上がりが不安定で コストもかかり 今ではその方法で作る人も少なくなっているようです。 

しかし その美しさに魅了されて 自然釉を求めて 穴窯で作っている人もいます。
そんな越前焼を見ると 人間が意図するものではなく 神のみぞ知る 肌合いになるようで その美しさは単に きれい と いう表現では言い表せなくて 難しいです
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陶芸の話になってしまいましたが モノの美しさ 肌合いは 絵の具を塗ったようなものではなく 素材そのものが持つマチエールが 重要なものと思います
私が 黒檀 ローズウッド 煤竹 と 使うのは 今のところ これらの素材のマチエールに 魅了されているからだと思います。 
時を超えて 素材そのものが 訴える美しさは これから何十年使っていても 飽きないのではと思います

1940年頃のアメリカでのジャズは 黒人差別 麻薬 など 暗いイメージの音楽だったと聞きます
その中で チャーリーパーカーというアルトサックスの奏者は 天才か狂人か 素晴らしい演奏を残しましたが麻薬と酒で 廃人のようになって亡くなりました しかし その天才肌の演奏は未だに録音で残されています
チャーリーパーカーの 天才的な肌合いを お聴き下さい
チャーリーパーカーの ニックネームの「バード」です

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